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2014
03.26

うにゅほとの生活851

2014年3月26日(水)

読書に飽きてソファでうとうとしていると、右手に触れるものがあった。
「──…………」
見ると、うにゅほが俺の手を取っていた。
もみもみ。
親指と人差し指のあいだのツボを刺激されている。
「──…………」
五指を折り畳まれる。
「──…………」
人差し指と中指を開かれる。
「──…………」
ぐー、ちょき、と来たので、軽く抵抗してみた。
「ぬ」
「──…………」
「ぬぬ」
「──…………」
「あかない」
諦めたところで、ぱっと手を開く。
「あー↑」
閉じる。
「あー↓」
面白い。
「暇なの?」
「テレビ、おもしくない」
夕方の情報番組が面白くないのは仕方ない。
「録画してるの見ればいいのに」
「うーん……」
気が引けるらしい。
「あ、ゆびげだ」
「引っ張るな引っ張るな」
「ごめんなさい」
「謝らなくてもいいけど──」
ふと、思った。
うにゅほの手を取り、顔を近づける。
「?」
「……生えてないな」
「はえてないよ」
うにゅほはそもそも体毛が薄いので、そんなものかもしれない。
「足はどうだろう」
「あしのゆび?」
靴下を脱ごうと、うにゅほが前かがみになる。
「あ、ストップ」
「……?」
「やっぱいいです」
生えてたら生えてたで、見たいかと言えばそうでもない。
「もしあったら処理しといて……」
「はい」
のちほど、生えてなかったとの報告を受けた。
律儀である。
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