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2013
09.25

うにゅほとの生活669

2013年9月25日(水)

「ヤマダ電機行くか」
「いくー」
うにゅほはヤマダ電機が好きである。
平日昼間の閑散とした感じが特に好きらしい。
「なにかう?」
「PC用のスピーカーを買おうと思って」
「すぴーかー?」
「ああ」
「?」
小首をかしげる。
「まえ、なかった?」
「あった。あったけど、友達にあげちゃった」
「あげちゃったんだ」
「使わなかったしなあ」
「つかわないの?」
「使い道を思いついたから」
「ふうん」
実を言うと、PC用のスピーカーは幾度となく購入している。
主に特売時に衝動買いするのだが、そのたび使い道に困り、死蔵したり、売ったり、あげたり、捨てたりしてきた。
しかし、今回は違う。
明確な使用目的があるのだ。
「あけていい?」
「いいよ」
年間商品割引券を使い、1,480円で購入したELECOM製のスピーカーを、うにゅほが開封する。
「どうするの?」
人差し指を立て、口を開く。
「それはな──」
俺とうにゅほの部屋は、かつて二部屋であり、壁を撤去してひとつに繋げたものである。
上から見ると「凹」のような形状をしており、真ん中の突起部こと中央本棚によって、生活スペースと寝室スペースとに仕切られている。
生活雑貨の詰め込まれたごちゃごちゃとした生活スペースに比べ、寝室スペースは空間を持て余し気味である。
そこで、PCのある生活スペースからケーブルを引き、寝室スペースで音楽を聴くことはできまいか。
「と、考えたわけだ」
「ほおー」
「テーブルの上に飲み物を置いて、クラシカルなBGMを流しながら優雅に読書──なんてことも可能になる」
自分で言っておいてなんだが、やるかなそれ。
「まあ、なんだ、そうでなくても、イヤホンなしで音楽が聴ける環境ってのはあっていいと思うし」
「うん」
「じゃあ、セッティング手伝ってくれ」
「はい」
中央本棚は、90cm幅と60cm幅のふたつの本棚を組み合わせたものであり、そのあいだに僅かながら隙間がある。
その隙間にUSBケーブルを通し、寝室スペースまで引くのである。
「じゃあ、流すぞ」
「うん」
適当に目についたCDをセットする。
優美なチェロの調べがスピーカーから流れ出した。
「おー……」
「USB電源のわりに良い音じゃんか」
「ゆうがだ……」
「じゃあ、このまま読書だな」
「うん」
そのまま夕方までゆったりと読書に勤しんだ。
けっこういいな、これ。
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