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2013
09.21

うにゅほとの生活665

2013年9月21日(土)

自室の扉を開くと、うにゅほがテレビを見ていた。
「んー……」
なんだか、ほっぺたが膨らんでいる。
飴玉でも舐めているのだろうか。
隣に腰を下ろし、並んでテレビを鑑賞していると、
「ん!」
と、うにゅほが声を上げた。
「ひっふ、ひっふ!」
ティッシュを欲しがっているらしい。
慌てて二、三枚手渡すと、
「だぅ」
うにゅほが赤いものを吐き出した。
「──ッ!」
吐血!?
動転して腰を浮かしかけたが、それにしては量が少ないし、苦しそうでもない。
「え、なに、どうしたの」
「ふぉへはに」
「ぺっしなさい、ぺっ」
「ぺ」
血のついたティッシュを丸めて捨てる。
「ほっぺたのうらになんかあって、なめてたらやぶれた」
「あー……」
血豆である。
「最近、ほっぺたの裏噛まなかった?」
「かんだ」
よくしってるなあ、という顔をする。
「まあ、なんだ、なんてことなくてよかったよ」
「うん」
なんてことなかっただけに、狼狽えたことがすこし恥ずかしい。
「噛んだところにできるみたいだから、気をつけないとな」
「うん」
「でも、気をつけるって言ってもな……」
「うん……」
どう気をつけていいものか、よくわからない。
「噛み切れないものを食べないとか」
「ホルモン?」
「ガム?」
「うーん……」
「顔が浮腫んでるときに食べない、とか」
「なんで?」
「外に膨らんでるなら、中にも膨らんでるだろ、きっと」
「ふうん」
「あと、寝ボケながら食べないとか」
「たべないよ」
「俺は食べるかな……」
毎朝そうである。
「おきてからたべましょう」
うにゅほの言うとおりだと思った。
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