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2013
07.29

うにゅほとの生活611

2013年7月29日(月)

チェアに腰掛けていると、うにゅほがとてとて寄ってきた。
「◯◯、いーってして」
「いー」
口角を上げ、前歯を見せる。
「ふんふん」
「どう?」
「しろくなってきた」
「よかった……」
前歯に茶渋がついて、変色してしまっていたのである。
「ドラッグストアで買ったそれっぽい歯磨き粉でも、けっこうなんとかなるもんだなあ」
「ねー」
痛くもないのに歯医者に通わねばならないかと思った。
「それにしても、なんで茶渋がつくようになったんだろう」
「えーっと……」
うにゅほが顔を伏せ、遠慮がちに口を開いた。
「おちゃのむから……」
「それはそうなんだけど」
煮出した烏龍茶をペットボトルに入れ、冷蔵庫で冷やして飲む習慣がある。
「ペットボトルもちゃいろくなるんだから、はもちゃいろくなるとおもう」
「夏になって、飲む量も増えたしな」
「のみすぎだとおもう……」
そうかもしれない。
「××はいいな、茶渋つかなくて」
「りょうのもんだいかと」
「お茶を含んだまま生活してる人は、茶渋つきやすいのかな」
「そのひとは、なんでそうしてるの?」
「それは、その人に聞いてみないことには」
「えー……」
呆れた視線を向けられる。
「テレビかなにかの企画で、笑いを我慢しなきゃならないとか」
「ずっと?」
「ずっと」
「にじゅうよじかん?」
「二十四時間」
「おおみそかのやつみたい」
「笑ってはいけないシリーズか」
「うん」
「尻ぶっ叩かれて茶渋ついてじゃダウンタウンも大変だな」
「だから、おちゃすくなくしたほうがいいよ」
「だから……?」
急に話題が戻ったが、言いたいことはわかる。
「水のほうがいいんだろうか」
「うーん……」
「でも、水飲むくらいならお茶のほうがいい気もする」
「そもそも、すいぶんが……」
「ちゃんと水分を補給しないと、脱水症状になるんだぞ」
「のみすぎてもだいじょぶなの?」
「飲み過ぎちゃ駄目だけど」
「のみすぎないように」
「はい」
気をつけなければ。
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