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2013
07.24

うにゅほとの生活606

2013年7月24日(水)

スタジオジブリ最新作「風立ちぬ」を家族で観に行った。
上映時間より随分と早く着いたので、軽く昼食をとり、シネマコンプレックスのあるアウトレットモールで適当に時間を潰した。
「たのしみだね!」
「そうだなー」
ジブリ好きのうにゅほであるが、今作はどうだろう。
肌に合わない気がする。
「──…………」
「──…………」
予感が当たった。
上映開始から一時間ほど経過したころ、集中力が切れたのか、うにゅほが俺の左手で遊びはじめた。
放っておくと、静かになった。
「──……すう」
寝ていた。
仕方ないか、と溜め息をつく。
「風立ちぬ」は、実在の人物を主人公とした伝記的な映画である。
同じ「でんき」でも、うにゅほが好むのは間違いなく「伝奇」のほうだろう。
トトロのようなファンタジーも、ラピュタのような胸躍る冒険も、そこにはない。
うにゅほの知らない昭和という時代を懸命に生きた人々の物語である。
「──……くぁ」
うにゅほが目を覚ましたのは、スタッフロールが流れ始めたころだった。
「ねてた……?」
「爆睡してた」
「ぜんぜんおぼえてない」
くしくしと前髪を整える。
「××の肌には合わない映画だったな」
「うん……」
「ジブリっぽくなかった?」
「えはジブリ」
うにゅほの言いように苦笑する。
「俺は、けっこう楽しめたけどな」
「◯◯はむずかしいのすきだから……」
「難しいというか、大正とか昭和初期の歴史をある程度知らないとわけわからんだろうなーとは思った」
「れきし?」
「関東大震災とか、第二次世界大戦とか」
「……?」
うにゅほが首をかしげる。
予想通りのリアクションである。
「あと、夢と現実がぱかぱか入れ替わるのもわかりにくい原因だろうな」
「ぱかぱか」
「……さては、ほとんど覚えてないな?」
「おぼえてない……」
うにゅほが頭を抱えた。
「──…………」
火垂るの墓とか見せてみようかな。
いや、よそう。
結果は見えているし、間違いなく俺も号泣する。
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