2013
06.28

うにゅほとの生活580

2013年6月28日(金)

父親の仕事の手伝いで、五時間ほど歩かされた。
「あー……」
頬が熱い。
日焼けしたらしい。
「ただいまー」
自室の扉を開き、うにゅほに帰宅を告げる。
「……あれ?」
あると思っていた姿が、見えない。
「××?」
きびすを返し、リビングに戻る。
いない。
両親の寝室を覗く。
いない。
トイレの扉を叩く。
いない。
「二階にはいないか……」
珍しいこともあるものだ。
一階で、祖母と話し込んででもいるのだろうか。
当初はうにゅほに対し冷たく接していた祖母だが、わだかまりはもうないらしい。
むしろ、可愛がっているとさえ言える。
「ま、いいか」
車通りの少ない住宅地のことだ。
外出していたとしても、そうそう危険があるはずもない。
チェアに腰を下ろし、PCを立ち上げた。
うにゅほがいるときには開きづらいサイトなどを読み流していると、
ガラッ!
「おふ!」
ベランダに通じるサッシが、前触れなく開いた。
慌ててブラウザを落とす。
「──あれ、おかえり?」
うにゅほだった。
「え、なに、ベランダ? いたの?」
視線が泳ぐのを自覚する。
「うん、いた」
「なんで?」
「そと、きもちいかなって」
「なるほど……」
日差しが強く、風もあった。
ひなたぼっこも悪くない日和ではあるだろう。
「気持ちよかったか?」
「うん、ねてた」
「え、寝てた?」
「てすりで、うとうとって」
「──…………」
うにゅほの頬に手を当てる。
「熱い」
「?」
「日焼けしてるみたいだ」
「そなの?」
「どれだけベランダにいたんだよ……」
うにゅほの腕を取る。
案の定、冷たい。
「体も冷えてるから、半纏着てなさい」
「はい」
「コーンスープ作るから、一緒に飲もう」
「のむ」
夕食の時刻まで、ふたりならんで暖まっていた。
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