FC2ブログ
2012
07.30

うにゅほとの生活249

2012年7月30日(月)

悪い予感が当たるのは、希望が混じらないからである。
午前中から、顔色が悪いとは感じていた。
昼食のそうめんを半分以上残したあたりで、ようやく確信が持てた。
「◯◯。具合、悪いんだな?」
語気を強めて言った。
「……うん」
俺たちは家族である。
引け目を感じて体調不良を訴えなかったうにゅほにも、遠慮をさせてしまった自分たちにも、等しく腹が立つ。
午後一番で、かかりつけの内科へ連れて行った。
医療費は母親と折半した。
「夏バテですね」
医師がそう診断を下したとき、緊張の糸がぶつりと切れた。
よかった。
いやよくはないけど、大きな病気でなくて安心した。
「滋養をとって、ゆっくり休んでください。
 心配であれば、ビタミン剤を出しておきましょうか」
二週間分のビタミン剤を処方してもらい、帰宅した。
「すこし眠ったほうがいいと思うよ」
「うん」
自分の寝床へ向かうかと思いきや、うにゅほは自室のソファに腰を下ろした。
このソファは、俺の寝床でもある。
そのままごろんと横になったので、タオルケットを掛けてあげた。
「……ありがと」
「ここで寝るの?」
「うん」
PCチェアに腰掛ける。
チェアとソファの位置は程近く、2メートルと離れていない。
人恋しいのかもしれないと思った。
適当にネットサーフィンをしながら、時折うにゅほの様子を窺っていると、
「ふふっ……」
よくわからないが、笑われてしまった。
心外である。
数十分もそうしているうちに、ようやく寝ついたようだった。
「おやすみ」
口の中でそう呟いた。
具合がよくなったら、プールにでも行こうか。
スポンサーサイト




トラックバックURL
http://neargarden.blog68.fc2.com/tb.php/355-88c3a10b
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top