2012年7月29日(日)
友人と旅行へ行くことになった。
日帰りであるため、うにゅほも一緒である。
道の駅をはしごし、きのこ汁をすすったり名物を試食したりと、食い道楽じみた旅路となった。
旅には目的が必要だ。
たとえ有名無実と化そうが構わない。
目的があるというだけで気持ちが引き締まるものである。
今回の場合、それは室蘭名物カレーラーメンだった。
俺はカツカレーラーメンを注文したのだが、控えめに言っても失敗だった。
不味いわけではない。
むしろ美味い。
とろみのあるカレースープが麺と絡み合い、名物の名に恥じぬ味と言える。
しかし、重いのだ。
胃にずしりとくる重さは、カツへの後悔を抱かせるに十分だった。
「……うぷ」
隣席のうにゅほが口元を押さえた。
麺は半分ほど残っているが、うにゅほはそもそも辛いものが苦手なのだ。
よく頑張ったほうである。
うにゅほの食べ残しを処理していると、間もなく胃袋の限界がやってきた。
仕方がないので、俺の食べ残しを友人の前にそっと移動させた。
三段逆スライド方式である。
持つべきものは、大食いの友人かもしれない。
室蘭の道の駅では、うにゅほが物欲しそうに眺めていたイルカのストラップを買った。
これで携帯を持ち歩くようになってくれればいいのだが。
地球岬で絶景を写真に収めたあと、夕日に見送られて家路についた。
帰りの車内、うにゅほは後部座席でずっとうつらうつらしていた。
午後八時過ぎに帰宅したあとも、いつもより早くに就寝してしまった。
エアコンの冷風に当てられたのかもしれない。
十時間以上も車内にいたのだから、無理もない話である。
体調を崩していなければいいのだけれど。
友人と旅行へ行くことになった。
日帰りであるため、うにゅほも一緒である。
道の駅をはしごし、きのこ汁をすすったり名物を試食したりと、食い道楽じみた旅路となった。
旅には目的が必要だ。
たとえ有名無実と化そうが構わない。
目的があるというだけで気持ちが引き締まるものである。
今回の場合、それは室蘭名物カレーラーメンだった。
俺はカツカレーラーメンを注文したのだが、控えめに言っても失敗だった。
不味いわけではない。
むしろ美味い。
とろみのあるカレースープが麺と絡み合い、名物の名に恥じぬ味と言える。
しかし、重いのだ。
胃にずしりとくる重さは、カツへの後悔を抱かせるに十分だった。
「……うぷ」
隣席のうにゅほが口元を押さえた。
麺は半分ほど残っているが、うにゅほはそもそも辛いものが苦手なのだ。
よく頑張ったほうである。
うにゅほの食べ残しを処理していると、間もなく胃袋の限界がやってきた。
仕方がないので、俺の食べ残しを友人の前にそっと移動させた。
三段逆スライド方式である。
持つべきものは、大食いの友人かもしれない。
室蘭の道の駅では、うにゅほが物欲しそうに眺めていたイルカのストラップを買った。
これで携帯を持ち歩くようになってくれればいいのだが。
地球岬で絶景を写真に収めたあと、夕日に見送られて家路についた。
帰りの車内、うにゅほは後部座席でずっとうつらうつらしていた。
午後八時過ぎに帰宅したあとも、いつもより早くに就寝してしまった。
エアコンの冷風に当てられたのかもしれない。
十時間以上も車内にいたのだから、無理もない話である。
体調を崩していなければいいのだけれど。
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