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2012
07.24

うにゅほとの生活243

2012年7月24日(火)

具合が悪く、正午過ぎに起きた。
部屋を出ると、足元に得体の知れない物体があった。
よく観察してみると、カエルの潰れたような体勢で床にうつ伏せているうにゅほだった。
時折切なげな声音で、
「うー」
と呻いている。
仕方がないので跨いで通り、牛乳をコップに注いで飲み干したあと、ソファに腰掛けてテレビをつけた。
「うー!」
呻きが激しくなったので、声を掛けることにした。
「なにやってんの?」
「こしいたいー」
腰痛は俺の専売特許である。
「なんか、心当たりはあるの?」
「……草むしり」
なるほど、祖母の手伝いか。
それは、是が非でもねぎらってあげねばなるまい。
ガニ股状態で開かれているうにゅほの足を整え、挟むようにして膝頭を床につけた。
そして、両手の親指を腰のあたりに押し込む。
「どう? このあたり?」
「そ、こ、じゃ、な、いー」
「もっと上? 下?」
「した」
そんな問答を数度繰り返したあと、俺は手を止めた。
これより下がると、臀部である。
わかりやすく言えば、おしりである。
腰痛なのかそれは。
でも、草むしりで腰から尻にかけてを痛めるのは、なんとなくわかる気がする。
俺は立ち上がり、自室へ戻った。
さすがにおしりは揉めません。
しかし、素人の俺が按摩をするより、ずっと良い手段がある。
箪笥より取り出したるものは、
「マーサー子ーちゃーん~!」※1
「……?」
ドラえもんの物真似には相変わらず気付かれなかったが、まあいい。
マサ子氏は、四つの揉み玉とヒーターを備えた高性能マッサージクッションである。
俺はマサ子氏をうにゅほの臀部に押し当て、スイッチを入れた。
「お、お、おおおー!」
一瞬、うにゅほの上体が仰け反った。
「どうよ!」
「いいわー……」
おっさんみたいな返事だな。
そのまま五分ほど押し当てていたら、腰痛も引いたようだった。
恐るべしマサ子氏。

※1 2012年1月20日(金)参照
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