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2019
10.18

うにゅほとの生活2869

2019年10月17日(木)

「ね、キーボードうれた?」
「まだ」
「まだかー……」
「一日やそこらじゃ売れないさ。腰を据えて行こう」
「うん」
うにゅほが、俺の膝に腰掛ける。
「──…………」
「──……」
「もしかして、腰を据えてる?」
「すえてる」
「上手いことを!」
「うひ!」
うにゅほの脇腹に手を伸ばし、わきわきとくすぐる。
「ひひゃ、ひー!」
「おらおらー!」
「やめれー!」
しばし戯れたあと、解放する。
「ひー……」
「参ったか」
「まいりました……」
「よろしい」
「……なんで、いま、まいらされたの?」
「いや、特に」
「えー……」
うにゅほが口を尖らせる。
「わたしも、◯◯、まいらせたい」
「お、勝負するか?」
わきわき。
「う」
「どうする?」
「……しょうぶする!」
「よし、相撲で勝負だ」
「まける!」
「戦う前から敗北宣言か」
「だって、まける……」
「じゃあ、俺は手を使わない」
「かてる!」
果たしてそうかな。
「──…………」
「──……」
立ち上がり、向かい合う。
「はっきよーい、のこった!」
「のこったのこった!」
うにゅほが、俺の胸に、たどたどしい張り手を食らわせる。
だが、効かない。
「わ、わ、わ」
委細構わず前進し続けると、うにゅほがベッドに尻もちをついた。
「まけたー……!」
「相撲で俺に勝とうなんて、百年早いわ!」
「? あれ、なんですもう……」
「どうしてだろうね」
どさくさと勢いによく流されるうにゅほなのだった。
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