2018
07.10

うにゅほとの生活2409

2018年7月10日(火)

「ただいまー……」
仕事部屋で図面を引いていると、青い顔をした弟が帰ってきた。
「兄ちゃん。××。やっちゃった……」
「どしたの?」
「あー……」
なんとなく察する。
「……車、擦っちゃった」
やはりか。
「どれ、見せてみ」
「うん……」
仕事をいったん切り上げ、外へ向かう。
「擦ったの、どこ?」
「左……」
玄関先に駐車されたライフの左側に回り込む。
すると、
「あー……」
左後輪のフェンダーがべろんと剥がれ、ホイールにも擦り傷がついていた。
「ライフくん、いたそう……」
「ゔッ」
うにゅほの何気ない一言が、弟の心臓を貫いた。
「ホイールまで行っちゃったか」
「ガリッて音がしたとき、止まればよかったんだけど……」
「アクセル踏んじゃった?」
「踏んじゃった……」
まあ、気持ちはわかる。
咄嗟のアクシデントに対し、誰しもがいつでも正しく対処できるとは限らないのだ。
「……修理、いくらくらいかかるかな」
「わからん」
「わたしもわかんない……」
「いちばん詳しいの、父さんだからな。帰ってきたら聞いてみよう」
「……気が重い」
いちばん車を大切にしているのも、父親である。
「しゃーない」
弟の背中をぽんぽんと叩き、家に入る。
帰宅した父親はあまり怒らなかったが、修理費は当然弟持ちということになった。
人のふり見て我がふり直せ。
俺も気をつけよう。
うにゅほを乗せることが多いから、特にだ。
スポンサーサイト

トラックバックURL
http://neargarden.blog68.fc2.com/tb.php/2640-3ab45acb
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top