2018
06.16

うにゅほとの生活2385

2018年6月16日(土)

「◯◯、ばんごはん、なにがいい?」
「あー……」
思案する。
この場合、「なんでもいい」は御法度だ。
「……肉かなあ」
「にく」
「たしか、豚肉あったろ」
「うん、ある」
うにゅほがひとりだけで作れる料理のレパートリーは、実を言うとよくわからない。
たいていの場合、母親と肩を並べて台所に立っているからだ。
「××、豚肉だったら何が得意?」
「うーと、しょうがやきかなあ」
「生姜焼き……」
そう言えば、何度か作ってもらった記憶がある。
「しょうがやき、きらい?」
「好き」
「しょうがやきでいい?」
「お願いします」
「はい、わかりました」
父親も、弟も、生姜焼きは好物の範疇だ。
勝手に決めたが、文句は言うまい。
「生姜焼きの生姜って、チューブでいいんだっけ」
「うん」
「切らしてないかな」
「びちくあるから、だいじょぶとおもう」
「なんか手伝おうか?」
「んー……」
「キャベツの千切りとか」
しばし小首をかしげたのち、うにゅほが答える。
「てつだわなくていいけど、ちかくにいてほしい……」
なるほど。
ひとりでできるけど、ひとりは寂しいらしい。
「じゃあ、食卓でテレビ見てるな」
「うん」
うにゅほ謹製の生姜焼きは、文句なく美味しかった。
明日は何が食べられるかな。
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