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2018
06.10

うにゅほとの生活2379

2018年6月10日(日)

今日は、母方の祖母の一周忌法要だった。
少々腹回りのきつくなった喪服に袖を通し、小一時間ほどかけて霊園へ向かうと、親戚連中が既に揃っていた。
仲の良い従弟と談笑していたところ、
「──……◯◯、◯◯」
「?」
意外と喪服の似合ううにゅほが、小さく俺の袖を引いた。
「どした」
「こっちきて……」
「あ、うん」
不思議そうな従弟に軽く頭を下げ、そのままうにゅほに連れられていく。
車の陰に隠れたころ、うにゅほが口を開いた。
「チャックあいてる……」
「──…………」
無言で股間に手を伸ばす。
全開だった。
「……××、ありがとう」
「うん」
人前で指摘しないあたり、できた子である。
法要を終え、会食を済まし、午後三時ごろ帰宅の途についた。
車内で、笑いながら母親が言った。
「お父さん、さっき、チャック全開でねー」
「そんなもん、わざわざ言わんでもいいべや……」
「──…………」
「──……」
思わず、うにゅほと顔を見合わせる。
「……親子だな」
「おやこだね……」
妙なところばかり似る。
「なに、もしかして、◯◯もチャック開いてたの?」
「開いてました……」
「親子だねえ」
「ほんとだね」
今度から、喪服を着るときは気をつけようと思った。
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