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2012
04.22

うにゅほとの生活150

2012年4月22日(日)

俺はPCのエキスパートである──と、思われている。
そのイメージは家族に留まらず、どうやら近隣住民にまで及んでいるようだ。
母親やら祖母やらが尾ひれをつけて流していると思われる。
これは、あれだ。
PCに対する無知に加え、他に褒めるところがないから、つい誇張してしまうのだろう。
実際には、中級者が精々と言ったところだ。
つまるところ、PC関連の便利屋として付近住民から扱われているということである。
今日は、家の裏手に住む女子大生から依頼があった。
女子大生とだけ書くと魅惑的に感じるが、俺は彼女が幼稚園に入る前から知っている。
うにゅほを連れて行くと、歓迎された。
顔を合わせたことくらいはあるものの、しっかりと挨拶をするのは初めてだった。
「……こんにちわ」
俺の背中に半分隠れながら、うにゅほが会釈をする。
その姿が、女子大生曰く「可愛い!」らしく、妙に好評だった。
同感である。
依頼内容はプリンタの不調で、原因はノズルの目詰まりだった。
ヘッドクリーニングを行なってあっさりと解決し、その後は細々とした問題を解消しながらしばらく談笑していた。
うにゅほは、あまり喋らなかった。
十数メートルほどの帰宅の途、うにゅほは俺の手を離さなかった。
まったくの推測で恐縮なのだが、もしかしてこれは、あれだろうか。
やきもちだろうか。
そう言えば、うにゅほの前で妙齢の女性と会話をしたことはなかった気がする。
なんというか、うん。
にやける。
俺は、誤魔化すようにうにゅほの頭をわしわしと撫でた。
女子大生が今度お礼にくれるというロールケーキの話をしながら、二人で部屋に戻った。
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