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2018
02.02

うにゅほとの生活2252

2018年2月2日(金)

フェイスシェーバーを求めて引き出しを整理したところ、花札が見つかった。
「問題です」
「はい」
「二月はなーんだ」
「うめ!」
「正解」
「ぜんぶいえるよ」
「十一月は?」
「……やなぎ?」
「十二月」
「きり」
「──…………」
「──……」
「正解!」
「やた!」
「いえー」
「いえー」
ハイタッチを交わす。
「にがつはね、あのよろしもあるよ」
「赤短か」
「あかたん」
花札には短冊の描かれているものがある。
中でも、一月、二月、三月の短冊には字が書かれており、これを赤短と呼んで区別する。
「ほい」
見るからに「あのよろし」と記された二月の赤短をうにゅほに手渡す。
「これ、実は、"あかよろし"って読むんだってさ」
「……?」
うにゅほが小首をかしげる。
「あのよろしってかいてる……」
「よーく見てみな」
「うん」
「"の"の上に、ちょんって点があるだろ」
「ある」
「昔はこれで、"か"って読ませたんだって」
「──…………」
あ、納得行ってない顔してる。
「ほら、"る"みたいに書いて"ゑ"って読ませる字があるだろ。あれみたいなもん」
「あー……」
うにゅほが、うんうんと頷く。
厳密には違うけれど、雑談ついでの解説には十分だろう。
「じゃあ、みよしのは?」
「"みよしの"は、そのまま"みよしの"」
「へえー」
「"みよしの"はたしか、桜の名所の──」
聞き上手なうにゅほに甘え、使いどころのない雑学をここぞとばかりに披露する俺なのだった。
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