2017
09.23

うにゅほとの生活2121

2017年9月23日(土)

昨夜の約束のとおり、ふたりでどこかへ遊びに出掛け──ようとしたのだが、
「……車が」
「ないねえ……」
我が家が現在所有している自家用車は、
コンテカスタム、
ライフ、
ランドクルーザーの三台である。
ミラジーノは父親の友人に貸出中だ。
その三台が、すべて出払っていた。
「……誰もいないと思ったら、三人が三人別々に出掛けてるのか」
「そうみたい……」
「なんというか、……間が悪い」
「うん」
「バイクでもいいけど、雨が降りそうなんだよな……」
「うん……」
「──…………」
「──……」
「……明日でいい?」
「うん、いいよ」
健気なうにゅほの頭を撫でながら、リビングへ戻る。
「誰もいないし、テレビでも見るか」
「うん」
ソファに腰を下ろすと、うにゅほが自前の細いふとももを叩いた。
「はい」
「サービスいいなあ」
ごろんと横になり、膝枕をしてもらう。
「わたし、ひざまくらすき」
「足、痺れない?」
「しびれるまでは、すき」
「痺れたら言うんだぞ」
「うん」
「俺が寝てても、トイレに行きたくなったら起こすこと」
「うん」
「──…………」
本当かなあ。
あんまり起こされた記憶がないのだけど。
「──ま、いいや。テレビテレビ」
特に見たいものがあるわけではない。
強いて言えば、ふたりでいることが目的だ。
テレビをぼんやりと眺めながら、明日こそは出掛けようと決意を新たにするのだった。
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