2017
09.13

うにゅほとの生活2112

2017年9月13日(水)

「──…………」
むくり。
「あ、おきた」
ぐー。
「おなかなった」
「……ケンタッキーフライドチキンを山ほど食べる夢を見た」
「おいしかった?」
「美味しかった」
「そか」
「最近、何かを食べる夢ばっか見る」
「おなかへってるからでは……」
鋭い指摘である。
「……たとえば、大金を拾った夢を見たとする」
「うん」
「起きたとき虚しいのは、何故だろう」
「うーと、ほんとはひろってないから……」
「そう。目が覚めたとき手元にお金がないから、虚しいんだ」
「ふんふん」
「俺はいま、ケンタッキーを食べた夢を見たけれど、実はさほど虚しくない」
「そなの?」
「××は、人間がものを食べるのは何故だと思う?」
「……たべないとしぬから?」
「空腹を満たす。それは確かにそうなんだが、味わうのも理由のひとつだろ」
「あ、そか」
「夢は、"満腹"という結果は残してくれないが、"味わう"という経験はさせてくれる」
「……うーん?」
うにゅほが小首をかしげる。
いまいち納得が行かないらしい。
「いや、すげーリアルな夢だったんだよ。匂いも思い出せるくらい」
「そなんだ」
「そのせいか、なんか微妙に満腹感が──」
ぐー。
「まんぷくかんが」
「……さすがに気のせいでした」
「あさごはん、たべる?」
「少なめに」
「はい」
胃袋は小さくなったが、基礎代謝は変わらない。
すぐに腹が減るのはなんとかならないものか。
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