2017
09.07

うにゅほとの生活2106

2017年9月7日(木)

「……よし」
意を決し、自室の体重計に乗る。
ありのままの現実を見つめるのは耐えがたいものだ。
だが、目を逸らすわけにはいかない。
「──…………」
数日前より、減ってはいる。
減ってはいるが──
「なんキロ?」
「わああ!」
体重計から慌てて下りる。
「みえなかった……」
「秘密です!」
「えー」
うにゅほが不満げに唸る。
「きになる」
「俺にだって、秘密にしたいことくらいあるの!」
「そか……」
ここであっさりと納得してくれるのが、うにゅほの美点である。
「じゃー、やせた?」
「……体重は落ちてるけど、体脂肪率は大して変わってない」
「?」
うにゅほが小首をかしげる。
「まあ、いちおう順調ではあるよ」
「そなんだ」
「やっぱ、食べ過ぎてたんだなあ……」
「セイコーマートのクロワッサン、たべてないもんね」
「コンビニ断ちしてるからな」
「しゅっぴもへるし、いいことです」
うんうんと頷く。
「──…………」
ふと、あることが気になった。
「××って、いま何キロなんだ?」
「のる?」
「ああ」
「わかった」
靴下を脱ぎ去ったうにゅほが、体重計に乗る。
「──軽っ!」
「そかな」
「まあ、比較対象が俺だから……」
身長も、性別も、体格も、あまりに違い過ぎる。
「××は、ダイエットの必要なさそうだな」
「うん」
羨ましい限りである。
さっさと痩せよう、うん。
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