2017
08.13

うにゅほとの生活2080

2017年8月12日(土)

母方の墓参りは、三時間で終わった。
午前十一時に家を出て、帰宅したのは午後二時過ぎ。
父方の片道ぶんで行って帰ってこれるとは、子孫に優しいご先祖さまである。
「──とは言え、疲れた……」
正確には、昨日の疲れが抜け切っていないのだ。
だが、夕方には、友人と会う約束がある。
午後四時には家を出なければならない。
ひと眠りしたい。
したいのだが、
「日記を、日記を書かねば……」
帰宅がいつになるか、わからない。
であれば、最低でも半分は書いてから家を出ねば、あとで困るのは自分である。
問題があるとすれば、今日という一日がまだ終わっていないことだろう。
「……それって日記なのか?」
自問しながらキーボードを叩いていると、
「──…………」
うにゅほがそっと腕の下をくぐり、俺の膝の上でうつ伏せになった。
はみ出た四肢がだらんと垂れている。
「うへー」
「なんか猫っぽい」
「……そかな」
不満そうだ。
「お手」
「わん」
「犬っぽい」
「わふー」
うにゅほが満足げに唸る。
猫より犬と呼ばれたほうが、明らかに嬉しそうだ。
「この泥棒猫!」
ぺしぺし。
手頃な位置にあったおしりを叩いてみる。
「どろぼうしてないよ」
「知ってる」
「ねこじゃないよ」
「犬?」
「わんわん」
「このメス犬!」
ぺしぺし。
「わふー」
なにをやっているんだろう。
まあ、でも、日記が埋まったからいいか。
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