2017
08.05

うにゅほとの生活2073

2017年8月5日(土)

「──××、ウナコーワどこだっけ」
「あるよー」
どこからか、うにゅほがウナコーワクールを取り出す。
「か、さされたの?」
「参ったよ。玄関先で友達と話してたらさあ」
「ぬったげるね。みして」
「えーと、まず──」
「まず?」
小首をかしげるうにゅほに、左手を差し出す。
「左手が、三ヶ所」
「わあ!」
「めっちゃ刺された」
「たいへんだ……」
「痒い」
「いまぬるね!」
さり、さり。
ウナコーワクールのもろこしヘッドが、患部を優しく刺激する。
「きもちい?」
「気持ちいい」
「ほか、どこさされたの?」
「右足の甲と、あと、確認してないけど太腿も痒い」
「そか……」
さり、さり。
さり、さり。
「あー、そこそこ」
「もうさされてない?」
「たぶん」
刺されているかもしれないが、痒くないから問題ない。
「はい」
「?」
差し出されたウナコーワクールを受け取る。
「わたしも、ぬってほしいな」
「××も刺されたのか?」
「ううん」
「あせもとか」
「できてないよ」
「……もろこしヘッドで掻いてほしいだけか」
「うへー……」
図星らしい。
「じゃあ、液が出ないように掻こう」
「はい」
「どこがいい?」
「うーとね、じゃあ──」
しばしのあいだ、もろこしヘッドでよきところを掻き合うふたりなのだった。
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