2017
07.28

うにゅほとの生活2065

2017年7月28日(金)

「──…………」
眠い。
だが、この案件を早く仕上げてしまいたい。
その一心でディスプレイを睨みつけ、キーボードを叩き続ける。
やがて、
「──ん、ぅ……」
ごそごそ。
寝室から届いた物音で、ようやく現在の時刻に気がついた。
午前六時。
うにゅほが起きる時間である。
「◯◯ー……?」
「おはようございます」
ぺこり。
「おあようございまう……」
ぺこり。
「……ずっとおきてたの?」
「はい」
「ねないとだめだよ」
「はい……」
「きょう、おばあちゃんの、のうこついくんだよ」
「うん」
「おきれる?」
「まあ、ほら、運転は父さんだから」
そう言って、再びPCへと向き直る。
「ねないとだめだよ……」
「もうすこしだけ」
「うー」
うにゅほには申し訳ないが、切りの良いところまで本当にあとすこしなのだ。
「……◯◯、めーどうしたの?」
「目?」
「ひだりめ、つむってるから……」
「眠いと、左目がかすんでくるんだよな」
「──…………」
うにゅほが俺の腕を取る。
「ねよ」
「いや、もうすこしで──」
「だめ」
あ、これ本気のやつだ。
「……はい、わかりました」
手を引かれるままに、ベッドへと向かう。
「ねるまで、てーつないでますからね」
「いや、そこまで──」
「おやすみなさい」
「……はい」
俺がうにゅほに勝てなくなったのは、いつからだろう。
そんなことを考えていたら、いつの間にか眠りに落ちていた。
納骨は、始終眠かった。
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