2017
07.20

うにゅほとの生活2057

2017年7月20日(木)

うにゅほの小さな手のひらが、俺の額に添えられる。
「ねつないね」
「うん」
「あたま、いたくない?」
「痛くないよ」
「きのう、なんだったんだろうねえ……」
「わからん」
だが、不意の体調不良はままあるものだ。
それが試験当日でなくて良かったと考えるべきだろう。
「きょうも、べんきょうする?」
「もちろん」
二次試験は三日後に迫っている。
のんびりしてはいられない。
「がんばってね」
「はい、頑張ります」
「でもね、あたまいたくなったらね、がんばらないでね……」
「はい、頑張りません」
無理して倒れてしまっては、元も子もあったものではない。
「一時間集中したら、十五分休憩することにしよう」
「じゅうごふんで、だいじょぶ?」
「じゃあ、二十分くらい?」
「さんじっぷん……」
「──…………」
うにゅほが甘やかしてくる。
ああ、でも、昨日は心配を掛けたしなあ。
「……わかりました。一時間勉強するたびに、三十分の休憩を取ることにしましょう」
「そうしましょう」
「じゃあ、勉強始めるな」
「うん」
「一時間経ったら教えてくれ」
「はい!」
シャープペンシルを手に、参考書とノートを開く。
試験まで、あと三日。
頑張れるのは、あと三日だけだ。
悔いだけは残さぬよう、頑張ろう。
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