2017
07.16

うにゅほとの生活2052

2017年7月15日(土)

森永から、おもちゃのカンヅメが届いた。
「わあ……!」
「ダマされちゃうカンヅメ、だって」
金属製の箱に、五つの鍵穴。
同梱されていたキーホルダーには、プラスチック製の鍵が三つと、細長いプレートが括られている。
「このかぎであけるのかな」
「どうだろう」
カンヅメの名前からして、一筋縄では行かない気がする。
「うーと……」
うにゅほが、鍵穴と鍵の総当たりを始める。
しばしして、
「──あ、まわった!」
「開く?」
ぐいぐい。
「あかない……」
たぶん、騙されてるんだろうなあ。
「◯◯、あけてー」
「はいはい」
カンヅメを受け取り、観察する。
「……あー」
「わかった?」
「たぶん、これをここに差し込んで──」
カチッ。
「あいた!」
「開いたな」
中身は、知恵の輪とジグソーパズル、おまけにスーパーボールだった。
「大したものじゃないな……」
「そだね」
謎解きは面白かったけど。
「これなんだろ」
うにゅほが、カンヅメの底から小冊子を取り出す。
「きみは、まだ、だまされてる、だって」
「まだ……?」
カンヅメを調べる。
「あ、蓋が二重になってる」
「ほんとだ!」
「どうやって開けるんだ……?」
今度は、謎を解くまで数分ほど掛かってしまった。
森永、なかなかやりおる。
何が入っていたかは、秘密である。
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