2017
07.06

うにゅほとの生活2043

2017年7月6日(木)

「──……あふ」
午前十時ごろ起床し、あくびを噛み殺しながら書斎へと向かう。
「あ、おはよー」
「おは──、よ、う……」
思わず絶句する。
「××さん」
「はい」
「なんか、髪型変わってません?」
「うん」
具体的に言うなら、毛先にウェーブが掛かっている。
「びんぼうパーマ、してみたの」
「貧乏パーマ」
はて。
聞いたことがあるような、ないような。
「うーとね、みつあみおさげにしてね、そのままねるの」
「あー」
思い出した。
「たしか、髪が傷みそうだからしないって言ってなかったっけ」
「うん」
「でも、してみたんだ」
「うん」
うにゅほが、上目遣いで俺に尋ねる。
「……その、にあう?」
「──…………」
「◯◯?」
その仕草に、しばし胸中で悶え苦しんだのち、答える。
「……似合う。お嬢さまっぽい」
「おじょうさま……」
ほっぺたを両手で包み、うにゅほが照れる。
可愛いなあ。
「××、お嬢さまっぽいこと言って」
「え!」
「ほらほら」
「ぱ、パンがなければ……」
お嬢さまではなく王妃さまではないかと思ったが、そのまま泳がせてみる。
「……その、つくればいいじゃない?」
「──…………」
「うへー……」
あ、笑って誤魔化した。
許す。
うにゅほの髪型がすこし変わっただけで、なんとなくそわそわしてしまう俺だった。
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