2017
07.03

うにゅほとの生活2040

2017年7月3日(月)

「──……うー」
あまりの不快さに目を覚ます。
首筋に手をやると、指の付け根まで寝汗で濡れた。
ベッドを下り、書斎へ向かう。
「あ、おきた」
「起きた」
「おはようございます」
「おはよう……」
冷蔵庫を開けて、1.5Lのペプシをラッパ飲みする。
げっぷをひとつこぼし、うにゅほに尋ねた。
「……なんか、すげー暑くない?」
「そかな」
本棚の温湿度計を覗き込む。
26.5℃、56%。
「そうでもない……」
「うん」
「えらい寝汗かいたんだけど」
「ほんとだ……」
うにゅほが箪笥を開き、タオルをこちらへ差し出した。
「ふいて」
「ありがとう」
「◯◯、あせ、すごいねえ……」
「……暑くも蒸してもいないのに、なんでこんなに汗まみれなんだろう」
「やなゆめみた?」
その瞬間、記憶の蓋が開いた。
「──見た、見ました」
「どんなゆめ?」
「……××には言ってなかったけど、昨夜、玄関でゲジを見たんだよ」
「!」
うにゅほの表情が強張る。
「外に逃がしたし、侵入口に虫コナーズ噴霧したから大丈夫」
「そか……」
「それとは別に、寝る前に、毛虫の画像を見てしまってな」
「──…………」
「どんな夢か、聞きたい?」
「いいです……」
賢明である。
「今年はエアコンあるし、なるべく窓は開けないようにしような」
「うん」
望まない遭遇は、互いにとって損失だ。
どうか入ってきませんように。
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