2017
03.19

うにゅほとの生活1935

2017年3月19日(日)

「しりとりの、しーからね」
「了解」
パン、と軽く両頬を叩く。
「──小石!」
「なまこ」
「バナナ」
「すなば」
「アクエリアス」
「ドア」
「アーモンド」
「あー、あー、ふぉーくろあ!」
「よくそんな言葉知ってたな」
「うへー……」
うにゅほの語彙が、たまによくわからない。
「揚げ豆腐」
「また、あー……?」
「ふふふ」
あたまとり。
それは、しりとりの反対のことをする遊びである。
「××、やたら強いからな。作戦を考えたんだ」
「さくせん?」
「しりとりなら、〈る〉攻めや〈ぬ〉攻めが有効だな」
「うん」
「あたまとりでは、〈あ〉攻めがわりと有効だと気づいたんだ」
「そなの?」
「実際、ちょっと困るだろ?」
「うん……」
「さ、どうぞ」
「あかしあ」
来たな、カウンターパンチ。
だが、対策はいくつも考えてある。
「アンパイア!」
「あー、あー、あくあ……」
「アイディア」
「あうとどあ」
「──…………」
〈あ〉で始まって〈あ〉で終わる言葉、けっこうあるなあ。
「……そうか」
「?」
「〈あ〉で終わる言葉、日本語以外ならある」
「あー」
盲点だった。
「アジア」
「うーと、あんもにあ」
「アームチェア」
ルールが変わっているような。
しばらく競っていたが、やはり〈あ〉攻めは強かった。
読者諸兄も、あたまとりをする際には、〈あ〉攻めの導入をおすすめする。
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