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2017
02.22

うにゅほとの生活1910

2017年2月22日(水)

「──てッ」
靴下の穴を繕っていたところ、親指の先に針をぶっ刺してしまった。
「だいじょぶ!?」
傍で見ていたうにゅほが、慌てて俺の手を取る。
「ちーでてきた……」
「あー、皮膚で止まらなかったか」
「てぃっしゅ、ティッシュ」
「待ちたまえ」
「?」
「そこは、こう、指をぱくっとするところでしょう」
「こうないのざっきんはいるから、きず、なめないほうがいいんだって」
「──…………」
誰だ、余計な知識を吹き込んだのは。
「そこをなんとか」
「でも」
「痛い思いしたんだから、いい思いだってしたいじゃん」
「……ゆびぱくってしたら、◯◯うれしい?」
「嬉しい」
「うへー……」
うにゅほが照れ笑いを浮かべる。
「ああ、ほら、血が垂れてきた」
「わ!」
ぱく。
うにゅほが俺の親指をくわえる。
「う」
熱い。
にゅるにゅるとした柔らかな舌が傷口を遠慮がちにつつき、血液を舐め取っていく。
「──…………」
「──……」
なんとなく見つめ合う。
「ほういー?」
「ああ、もういいよ」
ちゅぽん。
「おろないんぬるね」
「お願いします」
「さびお、いる?」
「絆創膏はいいんじゃないかな」
「そか」
うん。
満足であります。
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