2017
02.01

うにゅほとの生活1889

2017年2月1日(水)

床屋からの帰途の車中にて、不意に思った。
「豆大福が食べたい」
「いきなりだ」
「急に食べたくなった」
「でも、たべたいね」
「だろ」
「コンビニよる?」
「どうせ食べるなら、本格的なやつにしよう」
「ほんかくてき?」
「通り沿いに、たしか、小さな和菓子屋があっただろ。行ったことないけど」
うにゅほが小首をかしげる。
「あったっけ……」
「あるの」
「あるんだ」
「あります」
「おいしいかな」
「わからないけど、美味しいといいな」
「うん」
自宅までの道のりを行くこと数分、目指していた黄色い看板が見えてきた。
「ほら」
「あ、あっこか!」
「そうそう」
「駐車スペースは──」
愛車のライフの速度を緩め、
「──…………」
店舗の前をゆっくりと通り過ぎていく。
「……ない」
「あー」
切なげな声を上げながら、うにゅほが後ろを振り返る。
「すぎちゃった……」
小さな店舗だ。
駐車場がないことは承知していたのだが、店の前に巨大な雪の壁があるとは思わなかった。
「……あの店、お客さん入ってるのかな」
「わかんない……」
Uターンして再度スペースを探すも、駐車するのは不可能という結論に至った。
「──…………」
「……ローソンのまめだいふく、おいしいよ?」
「知ってる……」
知ってるけど、ちょっと切ない。
「春になったら、買いに行こうな」
「うん」
それまでに潰れなければいいのだが。
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