2016
12.07

うにゅほとの生活1833

2016年12月7日(水)

「──よし、視聴終了!」
ユージュアル・サスペクツのDVDをケースに仕舞い、伸びをする。
「今回は、見ないまま返す羽目にならずに済んだな」
「えいが、おもしろかった?」
「面白かった」
「よかったねえ」
うにゅほがほにゃりと笑う。
「××も一緒に見ればよかったのに」
「うん……」
困ったような表情を浮かべ、言葉を継ぐ。
「でも、ひとしにそうだったから……」
「実際死んでた」
「やっぱし」
「相変わらず苦手だなあ」
「にがて……」
うちに来たころは古畑任三郎すら怖がっていたので、これでも成長したほうである。
「コナンは大丈夫なんだよな」
「コナンはだいじょぶ」
「金田一は?」
「きんだいちは、ちょっとこわい……」
「でも、全巻読んでるよな」
「がんばってよんだ」
「頑張ったかー」
なでなで。
「うへー……」
「漫画とかアニメなら、けっこう大丈夫なんだな」
「うん」
「こないだ買ったカラダ探しは──」
「だめだめだめ!」
「駄目か」
「むりい……」
ド真ん中ストライクのホラー漫画だもんなあ。
「屍鬼は?」
「しき……」
「ほら、これ」
本棚から屍鬼の一巻を取り出し、うにゅほに手渡す。
「こわそうだから、よんでないやつだ」
「けっこう面白いぞ」
「うーと……」
しばしの思案ののち、うにゅほが単行本を開く。
「がんばってみる……」
「膝、乗る?」
「のる……」
こうして少しずつ慣らしていき、ゆくゆくは一緒にホラー映画を見られるように──ならないだろうなあ。
スポンサーサイト

トラックバックURL
http://neargarden.blog68.fc2.com/tb.php/1998-a291858b
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top