2016
12.05

うにゅほとの生活1831

2016年12月5日(月)

「──……ふ」
もう何度めかわからないあくびを噛み殺す。
「◯◯、ねむい?」
「眠い……」
睡眠時間は確保しているはずなのに、眠い。
「しごとまだだし、ねたほういいよ」
「うん……」
うにゅほに手を引かれるままベッドに戻る。
「……なんか、ごめんな」
「?」
「いや、心配かけてる気がして……」
うにゅほがくすりと笑う。
「◯◯、ふゆ、いつもそんなこという」
「そうだっけ」
「そだよ」
「そうか……」
「ふゆだからね、しかたない」
アイマスクを装着し、視覚を遮断する。
「◯◯、てーあつい」
「××は冷たいな」
額にちいさな手のひらが触れる。
「ねつはない、かな」
「風邪ではないと思う」
「うん、いちおう」
指先が前髪を払い、うにゅほの気配が離れていく。
「◯◯、おやすみなさい」
「──…………」
アイマスクを上げ、
「××」
うにゅほの背中に声を掛けた。
「?」
振り返り、小首をかしげる。
「えーと、だな」
「うん」
「……寝入るまで、隣で漫画でも読んでてくれるか」
「わかった」
なんだか人恋しい気分だったのだ。
そんな俺のわがままを、笑いもせず、否定もせず、ただただ聞いてくれる。
俺にはもったいないくらい、いい子だと思う。
だから、大切にしようと思うのだ。
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