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2016
01.27

うにゅほとの生活1519

2016年1月27日(水)

ちいさな手のひらが額に添えられる。
「ねつある」
「だろうなあ……」
予想はしていた。
過負荷だ。
数日分の疲れが一気に噴出したのだろう。
「きのうの、あまったおべんとう、たべる?」
「いい……」
「やさいジュース、のむ?」
「飲む」
「わかった」
うにゅほ印の野菜ジュースを飲み干し、横になる。
「マスク、いらない?」
「いらない。風邪じゃないし……」
「そだね」
半日も休めば復調するはずだ。
感覚でわかる。
「ひざまくら、する?」
「いや……」
壁掛け時計を見上げる。
午後一時。
「二時間くらい寝るつもりだから」
二、三十分の仮眠ならともかく、膝枕慣れしているうにゅほでもつらいだろう。
足の痺れはもちろん、トイレにだって立てない。
「じゃ、そいねする?」
「さすがにそれは……」
「あたまなでる?」
「ずっと?」
「うん」
「ずっとはいいかな……」
「て、にぎる?」
あ、わかった。
触れていないと落ち着かないのだ。
「……じゃ、手ー握っててもらおうかな」
「うん」
俺の左手を、うにゅほの両手が包み込む。
すこし冷たい。
だが、すぐに、俺の手と同じ温度になった。
「おやすみ」
「ああ、おやすみ……」
目蓋を閉じると、すぐに眠気が襲ってきた。
起きたとき、手のひらが汗ばんでいたけれど、安眠はできたと思う。
「手、熱くない?」
と尋ねると、
「ちょっとあつい」
と苦笑が返ってきた。
体調は、いつの間にかよくなっていた。
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