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2015
12.22

うにゅほとの生活1484

2015年12月22日(火)

朝起きると、雪が積もっていた。
「……××、ごめん」
「?」
「一緒に雪かき、まだできそうにない」
痛み止めを飲むほどではないが、歩くだけですこし痛む。
「あー」
うにゅほが苦笑する。
「むりしないでね」
「しない、しない」
無理は嫌いな性格だ。
できることを、できるだけしか、するつもりはない。
「おとうさん、ゆきかき、ひとりでしちゃったし」
「仕事行く前に?」
「うん」
「除雪機か」
「すごいたのしそうだった」
新しいおもちゃを手に入れたようなものだからなあ。
「……飽きるまで邪魔しないようにしよう」
ガレージの一角を占拠して秘密基地にしてしまった父親である。
童心を忘れないと言えば言える。
「××も、除雪機使ってみたいか?」
「──…………」
ふるふると首を横に振る。
「いい」
「いいのか」
「こわい」
「怖いのか」
「なんか、ぐるぐるってしてて、あぶない」
「俺の友達、小学生のころ、あれに巻き込まれてなあ」
「!」
ひ、とうにゅほが息を飲む。
「おそろしい……」
「使うなら、気をつけて使わないとな」
「あぶないよ」
「危ないって言ったら、車のほうが危ないぞ」
「でも……」
除雪機の回転刃に生理的な恐怖を覚えるのは、なんとなくわかるけど。
「使い方を間違わなければ、大概は大丈夫なものだよ」
「うん……」
しぶしぶ頷くうにゅほの頭を撫でたあと、布団に戻って二度寝を決め込んだ。
次に起きたのは、昼頃だった。
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