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2015
09.26

うにゅほとの生活1398

2015年9月26日(土)

「──…………」
布団のなかからもそもそと手を伸ばし、携帯で時刻を確認する。
午後二時半。
かすかに重い頭を持て余しながら、ゆっくりと上体を起こす。
「あ、おきた」
「……おはようございます」
「おはようございます」
ぺこり。
「かぜ、だいじょぶ?」
「風邪ってほどじゃないと思うんだけど……」
事実、一昨日ほど体調は悪くない。※1
「……でも、いくらでも寝れるってことは、そういうことなのかもな」
「おだいじにしなくちゃだめだよ」
うにゅほが俺の肩を押し、再び横にさせる。
「──……あふぁ」
あくびがひとつ。
「でっかいくちだねえ」
くすくすとうにゅほが笑い声をこぼす。
「××の拳くらいなら、全部入ると思うぞ」
「おー」
「××の手、ちっちゃいからな」
「うーん」
うにゅほが握り拳を作って、言った。
「やっていい?」
「……駄目」
「えー」
「手、べっとべとになるぞ」
「うん」
「いや、うんじゃなくて……」
あ、わくわくしてる。
本気だ。
「……ほら、ばっちいし」
「てーあらってくる?」
「いや、口が、ほら、ばっちいだろ」
「そかな」
「そうそう」
「そんなのべつに──」
「ほら、あご外れたら困るし!」
「あー」
うにゅほがうんうんと頷く。
ようやっと納得してくれたようだ。
「やってみたかったなー……」
「何故そこまで」
「◯◯のくち、あったかそう」
「そんな理由で……」
うにゅほ、恐ろしい子。
風邪っぽさはいつの間にか失せていたが、油断はできない。
しばらくは気をつけて生活しよう。

※1 2015年9月24日(木)参照
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