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2015
09.24

うにゅほとの生活1396

2015年9月24日(木)

「ぶー……」
鼻が詰まっている。
頭が重い。
肩が痛いし、目の奥も痛い。
「風邪っぽい……」
「……だいじょぶ?」
額にちいさな手が添えられる。
「ねつは──ある、ような、ないような……」
「……あっても微熱だろ」
そんな感じがする。
伊達に病気慣れはしていない。
「ま、季節の変わり目の軽い風邪だ。寝てれば治る」
「そか……」
うにゅほが、ほっと、表情を和らげる。
「あ、ますく」
「悪いけど、持ってきてくれるか」
「うん」
軽い風邪とはいえ、家族に伝染しては事である。
「はいこれ」
「……ありがとう」
うにゅほが持ってきてくれた使い捨てのサージカルマスクを装着し、マットレスの上で横になった。
「あいますく、いる?」
「いる……」
そこらに落ちていた愛用のアイマスクを拾い上げ、うにゅほがこちらへとにじり寄る。
「つけてあげる」
「いや──まあ、うん、好きにしてくれ」
目蓋を閉じたまま、頭をすこし持ち上げる。
ごそごそ。
「できた」
「──…………」
上下逆のような気がする。
でも、アイマスクの用途は完全に満たしているので、問題ないと言えば問題ない。
細かいことを気にしている余裕がないとも言える。
「……じゃ、寝るから」
「おやすみなさい」
「おやすみ」
うにゅほが部屋を後にするのと音で確認し、アイマスクの位置をすこし直してから、ゆっくりと眠りについた。
起きたら風邪はよくなっていた。
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