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2015
09.23

うにゅほとの生活1395

2015年9月23日(水)

両親が旅行から帰宅した。
おみやげの小布施堂の栗鹿の子をふたりでつついていると、母親が尋ねてきた。
「留守中、変わったことなかった?」
うにゅほと顔を見合わせる。
「なかったよなあ」
「うん」
「それならいいけど……」
いくらかは心配してくれていたらしい。
「××がいたから、食事面でも困らなかったし」
「うへー……」
うにゅほが照れる。
「××も、もう、一人前ねえ」
「そうだなー」
「うへえー……」
うにゅほが、両手でほっぺたを包み、くねくねする。
とても照れているらしい。
「どこにお嫁に出しても恥ずかしくないわねー」
「──…………」
ぴた。
うにゅほの動きが止まる。
「およめ……」
そして、不安げな瞳で俺を見上げた。
「あー、いらんいらん。お嫁になんて行かなくていいぞ」
「ほんと?」
「ずっとうちにいなさい」
「はい」
こくりと頷く。
母親が、苦笑しながら言った。
「……◯◯、責任取って××を養いなさいよ」
「はいはい」
そのつもりだ。
誰が嫁になんて出すものか。
「──…………」
「──……」
うにゅほと目が合った。
「……うへー」
にへら、と笑う。
その笑顔が可愛かったので、うにゅほの頭を撫でくりまわしてやった。
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