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2014
06.25

うにゅほとの生活941

2014年6月25日(水)

しばらく前から気になっていた餃子の王将へ行ってきた。
「へえー」
うにゅほが店内を見渡す。
「ぎょうざだけじゃないんだ……」
「ちょっとした中華料理チェーンってかんじだな」
案内された席に横並びで座り、メニューを開く。
「ね」
「ん?」
「きょくおうてんしんはん、だって」
「きょくおう……?」
うにゅほの指さした1枚メニューを見ると、「極王炒飯」「極王天津飯」の文字があった。
「お、美味そうだな」
「うん」
「ルビ、ごくおうって振ってあるけどな」
「ごくおう」
見るからに高級そうなメニューのわりに680円と手頃だったので、このふたつとエビチリを注文することにした。
「お待たせしましたー」
おばちゃん店員が、炒飯と天津飯を同時に運んできた。
エビチリは後から来るらしい。
「──ほっ」
スプーンを口にくわえながら、うにゅほが息を漏らした。
「ごくおうてんしんはん、おいひい」
呟きながら、またひとくち。
「ほムライスみたい」
「あー」
構成物は同じだもんな。
あーんしてもらうと、たしかに中華風オムライスといった味わいだった。
これで680円なら、安い。
「ごくおうちゃーはんは?」
「──……うーん」
口元を手で隠しながら、唸る。
「……食べてみるか?」
「うん」
大きく開けたうにゅほの口に、スプーンを差し入れる。
「──…………」
もぐもぐ。
「おいしい」
「まあ、美味しいんだけど……」
「?」
「俺にとっての炒飯の基準って、あの店だからさ」
そう言って、個人経営の中華料理店の名を出した。※1
「……あそこ、おいしかったねえ」
味を思い出そうとするかのように、うにゅほの口元がもごもごと動く。
「だから、少なくとも、あそこの炒飯よりは美味しくないってことになってしまうわけで」
「うん……」
炒飯にしなければよかった。
「またいきたい」
「ちょっと遠いからなあ……」
餃子の王将は悪くない。
あの中華料理店が美味しすぎただけである。

※1 2012年6月25日(月)参照
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