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2014
06.24

うにゅほとの生活940

2014年6月24日(火)

「ぶー……──」
仕事を終え、作業テーブルに突っ伏した。
「おつかれさまー」
「おーう」
タンブラーを受け取り、キンキンに冷えたペプシネックスをすする。
「しごと、おおかったの?」
「多かった、けど、それ以上にだるい……」
ここ数日ほど、けだるさがずっと続いていた。
風邪かと思っていたが、どうやらそうではないらしい。
嫌な持病が再発していそうな気配がする。
「……だぁ!」
「!」
ペプシを一気に飲み下し、立ち上がった。
「気分転換!」
「きぶんてんかん」
「散歩行こう、散歩」
「よるだよ?」
窓の外は、とっぷりと暗い。
「夜ったって、まだ九時だろ」
「くじはよるだよ」
「とにかく、いつもと違うことがしたいんです」
「うーん」
「気が乗らないなら、俺ひとりで──」
「いく」
言葉を遮られた。
ぶれない娘である。
とりあえず、最寄りのコンビニへ向かうことにした。
「──……はー……」
深く呼吸をすると、新鮮な空気に肺が歓喜した。
「──…………」
うにゅほが俺の腕を取り、もぞもぞと歩いている。
「暗いな」
「くらい……」
最寄りのコンビニへと通じる道路は、住宅街と住宅街とを繋ぐ細い田舎道だ。
橙色のナトリウムランプが両脇の木々を不気味に照らしている。
「──……う」
俺から見ればただの夜道だが、うにゅほにとっては心霊スポットとなんら変わらないらしかった。
別のコンビニにすればよかったかな。
「××、怖いときは空を見る」
「……そら?」
「空は怖くないだろ」
「うん」
「あとは、俺の腕を離さないように」
「はい」
そのまま数分も歩くと、うにゅほも暗い夜道に慣れたようだった。
ただ、ローソンの店内が眩しくて仕方なかったけれど。
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