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2014
06.23

うにゅほとの生活939

2014年6月23日(月)

ソファに突っ伏してうとうとしていると、頭を撫でられる感覚があった。
目を開かなくとも、誰の手かわかる。
それがなんとなく心地よくて、そのまま意識の錨を下ろそうと──
「あ、ふけ」
「──…………」
すっと眠気が失せた。
「……フケ出てる?」
「でてる」
「どのくらい?」
「うーと……」
うにゅほの指先が、わきわきと髪を掻き分ける。
「金田一耕助くらい?」
「きんだいちしょうねん?」
「そのジッチャンな」
「ふうん」
あまり興味はなさそうだ。
「ふけ、おとす?」
「どうやって?」
「ばばばーっ、て」
頭上で、右手を激しく動かすような気配がした。
「飛散するからいいです」
「そだね」
「それに、汚いだろ」
「?」
「フケ」
「きたないの?」
「え、汚くないの?」
「わかんない」
「……汚いか汚くないかの二択であれば、汚いんじゃないか?」
「あ、しらが」
聞いてない。
まあ、ばっちいばっちいと嫌がられるより、ずっといいけれど。
「どこに生えてる?」
「まえのほうだよ」
指先で生え際をなぞられる。
「てっぺんにはないの?」
「てっぺんは──……、ない!」
「前だけかー」
戯れに髪の毛をいじられるのって、こんなに心地いいんだな。
よし、久し振りに、うにゅほの髪の毛で遊んでやろう。
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