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2020
01.29

うにゅほとの生活2972

2020年1月28日(火)

自室の窓から外を見やる。
「今年、ほんと雪少ないよなあ」
「うん……」
「ちょっと太い道路に出たら、もうアスファルト見えてるもんな」
「はるみたい」
「春とまでは言わなくても、二月下旬か三月上旬くらいの積雪ではある」
「ゆきどけかんある」
「わかる」
降ってないのに雪解けとは、これいかに。
「スキー場、ダメかな」
「たぶん」
「だよなあ」
「うん」
「まあ、スキー行かないから関係ないけどな」
「そだね」
「雪まつり、延期するかもって噂もある」
「ゆきまつりが……」
「まあ、たぶん行かないけど」
「ひとすごいもんね」
「つまり──」
「つまり?」
「雪が少なくて困ることなど、俺たちにはない!」
「ゆきかきしたい……」
「積もった雪をどかすだけの不毛な運動、必要ありません」
「そのろんりだと、リングフィットもふもうなうんどうでは……」
「……あれはダイエットだし」
「ゆきかきも、ダイエットになるよ」
「──…………」
「なるよ?」
「あれは、ほら、左右バランスの良い運動とは言えないから、下手をすれば腰とかやっちゃうし」
「ぐ」
「特定の場所だけに負担をかけ続ける運動は、ダイエットに向いているのかな」
「でも、ゆきかき、やらないとこまるから、しぜんとつづけられるし」
「今年は降ってないようですが?」
「ぐぬ……」
「リングフィットの勝ちだな」
「……こんかいは、かちをゆずります」
次回があるのかわからないが。
雪の降らない冬が今後も続いてほしいものだ。

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2020
01.27

うにゅほとの生活2971

2020年1月27日(月)

「──◯◯、◯◯」
「うん?」
「だいちょうないしゅきょう、そろそろだよ」
「あ、そうか」
俺は、大腸にポリープができやすい体質だ。
そのため、二年に一度の大腸内視鏡検査を推奨されている。
「31日だっけ」
「うん」
「てことは、明後日の29日から食事制限があるわけだ……」
憂鬱である。
「検査前の食事について書いてる紙、どこやったっけ」
「あるよ」
うにゅほが、本棚に畳んで置いてあったA4用紙を手に取る。
「はい」
「さんきゅー」
「きほんてきに、おかゆかうどん。にゅうせいひんはだめ」
「ふんふん」
「まえのひのしちじいこうは、こけいぶつだめ」
「覚えてるのか」
「うん。こんだてかんがえてる」
「ありがたい……」
俺ひとりなら、面倒になって、食事を抜いてしまうところだ。
「しかし、マーガリンはよくて、バターはダメなのか」
「にゅうせいひんだからかな」
「果物、野菜、海藻、きのこがダメ……」
「ふつかまえなら、やさいジュースはいいんだって」
「青汁は?」
「いいんじゃないかなあ……」
「まあ、前日はやめとこう」
「そだね」
上目遣いでこちらを見上げたうにゅほが、請うように口を開く。
「だいちょうないしゅちょう、がんばってね……」
「ああ」
うにゅほの頭をわしわしと撫でてやる。
「本番より、まず、下剤飲むほうを頑張らないとな……」
不味いし、つらい。
だが、避けては通れない。
これで、ポリープがなければ良いのだが。

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2020
01.27

うにゅほとの生活2970

2020年1月26日(日)

唐突に、大長編ドラえもん のび太と雲の王国が見たくなった。
「××、雲の王国見るけど一緒に見る?」
「みるみる」
「では、膝へどうぞ」
「はーい」
うにゅほを膝に乗せ、Amazonプライムビデオを開く。
どうにもおまけ感の強いプライムビデオだが、ドラえもんとクレヨンしんちゃんの映画をあらかた見られるだけで価値がある。
「くものおうこく、どんなだっけ」
「見たことはあるよな」
「あるはず」
「のび太たちが、雲の上に王国を作るやつ」
「そのまんま……」
たしかに。
「えーと、天上人って人たちが、他の雲にも住んでて──」
思い出せる限りストーリーを追っていく。
「あ、わかった」
「思い出したか」
「おおかぶぬしのやつだ」
「大株主……?」
「すねおが、おうこくのかぶ、たくさんかうやつ」
「あー」
そんなシーンもあった気がする。
あった気はするが、他にもっと印象に残るシーンがたくさんあるだろうに。
「ま、いいか。見よう見よう」
「うん」
のび太と雲の王国は、1992年の作品だ。
自然保護や反戦などのメッセージが随所に散りばめられており、名作だが人を選ぶ内容となっている。
「──やっぱ、世界が滅びた十日後の未来で洪水に流されるシーン、絶望感やばいな」
「ドラえもん、こわれてるしね……」
「ノア計画と雲もどしガスで天上人と拮抗した状況を作るのとか、完全に核の抑止力を意識してるし……」
「すごい」
「ほんとにな」
説教くささがほとんどないにも関わらず、大人でも感心させられる子供向けアニメ。
やはり、大長編ドラえもんは面白い。
「次はなに見たい?」
「どれかなー……」
しばらくのあいだ、ドラえもん漬けになりそうである。

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2020
01.26

うにゅほとの生活2969

2020年1月25日(土)

「一般常識クイーズ!」
「?」
うにゅほが小首をかしげる。
「今から、一般正解率が80%くらいありそうな問題を出します」
「せいかいしたら?」
「正解して当たり前なので、特にありません」
「えー……」
「強いて言うなら、褒めます」
「がんばる」
それでいいのか。
「──では、問題です」
「ててん」
「一月から十二月までを、英語でお答えください」
「らくしょう」
「一月は?」
「じゃぬありー」
いきなり怪しいが、恐らく、呂律が回っていないだけだろう。
「二月」
「ふぃぶらりー」
「三月」
「まーち」
「四月」
「えいぷりる」
「五月」
「めい」
「本当に?」
「めいびー」
やりおる。
「六月」
「じゅーん」
「七月」
「じゅらーい」
「八月」
「おーがすと」
「九月」
「うと、せぷてんばー」
「十月」
「おくとーばー」
「十一月」
「のーべんばー」
「ラスト、十二月」
「でぃっせんばー!」
「正解!」
「やた!」
うにゅほの頭を撫でくりまわす。
「××、すごいぞ。天才か?」
「うへー……」
「では、一月から十二月までを、和名でお答えください」
「え」
「一月!」
「──…………」
「──……」
「んぇつき……」
「和名はダメ、と」
まあ、すこし難しいからな。
「では、第三問──」
などと、ちょっとしたクイズを出しつ出されつして遊ぶ俺たちなのだった。

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2020
01.24

うにゅほとの生活2968

2020年1月24日(金)

iPhone用の新しいイヤホンが届いた。
「あれ、いやほんこわれたの?」
「壊れてないよ」
「いやほん、ふえるねえ……」
たしかに、イヤホンに関しては、我ながら呆れるほどの数がある。
だが、無駄遣いではないのだ。
そのはずだ。
「──俺がiPhone用のイヤホンに求める条件って、覚えてる?」
「うと、ゆーじがた、だっけ」
「そう、U字型」
左右のコードが同じ長さであるY字型に対し、右側のコードだけが長いイヤホンをU字型と称する。
俺は、未使用時に首に引っ掛けることができるU字型イヤホンを愛用しているのだが、Y字型に淘汰されつつあるのが現状だ。
「これが、昨日まで使ってたイヤホン」
そう言って、オーディオテクニカのATH-SPORT3を取り出す。
「ゆーじがただね」
「そう、U字型はU字型。それは間違いない」
「うん」
「だけど、これが邪魔!」
俺が指差したのは、フレキシブルイヤハンガー──つまるところ、耳に引っ掛けるためのフックだった。
「じゃまなの?」
「邪魔」
「そなんだ……」
「まず、フレキシブルってところが厄介だ。ぐねぐね曲がるんだよ、これ」
「あー」
「言っちゃなんだが、着けにくい。こうと形を決めても、ちょっとしたことで変形する。これが邪魔で、イヤーピースが耳の奥まで入らない」
「……なんであるの?」
「運動しても外れにくい、というのはメリットではある。俺、運動しながら着けないけど」
「いみない!」
「それがどうしてもストレスで、結局、いつものイヤホンを買い直したんだ……」
「そか……」
Philips SHE9720
ある一点を除けば、完璧なイヤホンである。
そう、
「……これも、壊れやすくさえなければなあ」
「まえかったのと、おなじやつ?」
「そうそう」
「またこわれるかなあ……」
このイヤホンを購入するのは、果たして何度目だろう。
ただでさえ絶滅危惧種なのだから、せめて一年は保ってほしいものである。

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